歯科口腔外科

当院では全ての科を診察していますが歯科口腔外科に最も力をいれています。

担当獣医師:松本

副担当:青木(犬)、阿部(猫)

口腔は食べる、飲み込む、声を出す、呼吸をする、体温の調節を行う、などの働きがある非常に重要な器官です。
口腔内の病気は全身の健康状態に影響する考えられており、また全身の健康状態の変化は口腔内に現れやすいとも言われています。

ゆえに口腔内を正常な状態に保つことは「元気で長生き」に大きく貢献できる分野であると言うことができると思います。

担当医は、歯科口腔外科について長期にわたり研鑽を積み、歯科口腔外科に関する機器を揃え、治療に臨みます。
もし口腔内のトラブルがあれば、お気軽にご相談ください。

治療例

歯周病治療、歯周外科治療(Flap surgery)、歯周組織再生療法(リグロス)、保存修復治療、歯内治療、埋伏歯の治療 歯原性嚢胞の治療、猫の口内炎に対する全顎抜歯・全臼歯抜歯、歯科口腔外科領域の整形外科疾患(下顎骨折、上顎骨折など)、歯科口腔外科領域の腫瘍性疾患(上顎切除、下顎切除)、口蓋裂整復、軟口蓋過長に対する軟口蓋切除術、唾液腺の疾患の治療など

所在地大阪府茨木市元町6-30(北摂地域)

歯科口腔外科に関する資格・認定医

〇 獣医歯科学臨床講座修了(歯周外科,歯内療法学,口腔内腫瘍外科,口腔解剖学)

〇日本獣医がん学会腫瘍科2種認定医

〇小動物歯科研究会レベル1~4認定

〇JAHA認定外科医

歯科器具・設備

動物用歯科ユニット Oral Vet (MORITA)

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動物用歯科X線発生装置  (MORITA)

※歯科レントゲンについて→https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12342652481.html

360°動くアームの先にX線発生装置が付いており、どの角度からも歯科レントゲンを撮影することができます。

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動物用デジタル歯科レントゲンEz Dent Vet (Rayence)

歯科レントゲンは、通常のレントゲンと比較し圧倒的に高解像度であり、歯や歯周組織の詳細な観察が可能となります。従って歯科学においては必須の機器となります。最近ではデジタル化され、より高速で画像処理できるようになりました。

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Varios970 (NAKANISHi)

歯根膜剥離チップを用いると、迅速・簡便に抜歯することができます。

またPERIOチップではルートプレー二ングを、ダイヤモンドコーティングチップは歯槽骨の整形を実施することも可能となります。

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Cross Visionデジタルマイクロスコープ(クロステック)

人間の歯科医院で、ネクストビジョンという名前で広く導入されているデジタルマイクロスコープです。口腔内カメラと手術顕微鏡の機能を兼ね備えた機器です。術野を80倍まで拡大することができるため、歯と周囲組織のより詳細な観察が可能となります。

https://pickup.yoshida-dental.co.jp/nextvision

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双眼拡大鏡(Heine)

手術野を拡大して観察することができ、より正確な手術・歯科処置が可能となります。

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歯科口腔外科に関する論文、学会発表

●くしゃみおよび膿性鼻汁を主訴として来院した重度歯周病を認めたヨークシャテリアの1例」       2007日本小動物歯科研究会症例検討会
 
●歯周病に起因する下顎骨体の骨折に対し、吸収性縫合糸にて整復・固定を行った犬の2例
      2012日本小動物歯科研究会症例検討会、2011中部小動物臨床研究会
 
●舌に腫瘤・潰瘍病変を形成した Low-Grade リンパ種の犬の1例
      2013日本小動物歯科研究会症例検討会、2012中部小動物臨床研究会
 
●腫大した耳下腺を外科的に摘出し、唾液腺炎と診断された犬の一例
      2014日本小動物歯科研究会症例検討会、2013日本獣医麻酔外科学会
 
●埋伏歯を伴なわない犬の上顎に生じた歯原性嚢胞の2例
      2014中部小動物臨床研究会
 
●開口障害を主訴とし下顎枝に発生した硬性腫瘤性病変を外科的に摘出した猫の一例
      2015日本獣医麻酔外科学会
 
●Long-term follow-up of a feline solitary osteochondroma on the left mandibular ramus and temporomandibular joint with surrounding tissue treated by palliative surgery.
(左下顎枝、顎関節およびその周囲に発生した孤立性骨軟骨腫に対し緩和的外科的切除を実施し長期的経過観察を行った猫の一例)
      2020日本獣医麻酔外科誌 51 (3&4):52–57
 
●根分岐部病変に対しFGF-2製剤(リグロス)による歯周外科治療を行った犬の一例
      2021日本獣医顎顔面口腔外科研究会
 

治療例等

※短頭種の歯並びについて

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12448865260.html

※歯周病に罹患しているが、できるだけ歯を残したい場合①(長期作用型抗生剤ドキシローブ使用)

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12344614525.html

※歯周病に罹患しているが、できるだけ歯を残したい場合②(歯周組織再生剤リグロス使用)

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12710245786.html

※歯が折れた(歯内治療について)

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12759376277.html

※外科的矯正

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12364459189.html

※埋伏歯・歯原性嚢胞について

→下顎https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12543357406.html

→下顎https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12367926956.html

→上顎https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12759376677.html

※保存修復について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12419401527.html

※犬の口腔内の腫瘤性病変について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12419408282.html

※上顎に発生した口腔内悪性黒色腫に対する上顎切除について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12608366284.html

※下唇の扁平上皮癌に対する手術について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12608368712.html

※歯肉増殖症(歯肉過形成)に対する歯肉切除術について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12608369817.html

※上顎吻側に発生した扁平上皮癌に対する上顎切除術について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12710240583.html

※猫の歯周炎・口内炎と炎症マーカーSAAについて

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12519343503.html

※猫の口内炎について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12733943819.html

※口蓋裂につい

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12759376511.html

※エナメル上皮腫について

https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12791983324.html

所在地大阪府茨木市元町6-30(北摂地域)