外科

当院では外科認定医による外科治療を行っております

担当獣医師:松本 【JAHA外科認定医】・【ISVPS(国際獣医大学院)外科認定医】

副担当:青木(犬)、阿部(猫)

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当院は外科認定医をはじめ多数の獣医師が在籍し、一般的な避妊手術・去勢手術はもちろんのこと、多くの外科疾患に対する手術が可能です。全身麻酔での手術を行うにあたり、動物の年齢や健康状態、性格などに考慮し、様々な種類の全身麻酔薬や鎮痛薬を準備しております。また安全・迅速・正確に手術を実施できるよう、様々な器具・機器を準備し、手術の体制を整えております。

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外科に関する受賞歴

平成28年度 日本獣医麻酔外科学雑誌 優秀論文賞

https://www.jsvas.net/journal/paper_award_list.html

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外科に関する資格・認定等

酪農学園大学外科学教室卒業

JAHA外科認定医

ISVPS(国際獣医大学院)外科認定医

日本獣医がん学会腫瘍科2種認定医

小動物歯科研究会レベル1~4認定

ISVPS(国際獣医大学院)歯科口腔外科認医

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※対応可能な外科手術の例

●整形外科:骨折整復手術(橈尺骨、大腿骨、中手骨、中足骨、骨盤、脛骨、上腕骨、成長板骨折など)(※大型犬や難治性のものは除く)、膝蓋骨脱臼整復手術(変形に対する大腿骨骨切り術は除く)、前十字靭帯整復手術(関節外法)、大腿骨頭骨切り術、股関節脱臼整復、仙腸関節脱臼整復術など

※膝蓋骨内方脱臼整復手術についてのブログ:https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12572522708.html

※骨折整復術についてのブログ:https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12891312541.html

●軟部外科:門脈体循環シャント整復(シャント率が高く、難治性のものは除く)、胃拡張捻転症候群に対する整復・胃固定術、Y-U幽門形成術、ビルロートⅠ法、腸管吻合、直腸脱整復術、鼠経ヘルニア、会陰ヘルニア、軟口蓋過長整復、外鼻孔狭窄整復、胆嚢摘出、胆嚢(胆管)・小腸吻合術、尿道結石摘出、膀胱結石摘出、尿管結石・尿管移植、尿道移植、横隔膜ヘルニア整復、帝王切開、眼球摘出、会陰尿道瘻術(筒状包皮粘膜縫合法)、皮膚形成術(皮弁、植皮、減張法)、肺葉切除、肛門嚢切除、全耳道切除、外側耳道切除、垂直耳道切除など

※横隔膜ヘルニアについてのブログ:https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12834165465.html

※避妊去勢手術についてのブログ:https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12834395553.html

 

●神経外科:椎間板ヘルニアに対する片側椎弓切除、背側椎弓切除、Ventral Slot 法など

※椎間板ヘルニアについてのブログ:https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12359065408.html

●腫瘍外科:脾臓摘出、肝臓摘出(尾状葉は除く)、左右副腎切除(大血管に大きく入っていないもの)、胃・腸の腫瘍摘出、直腸プルスルー法、甲状腺摘出、腎臓摘出、ビルロートⅠ法、腸管吻合、膀胱部分切除、尿管移植、体表腫瘤摘出、断脚、肢端腫瘍に対する部分断脚術(義肢装着)、乳腺腫瘍摘出、肺葉切除、肛門嚢切除、全耳道切除、外側耳道切除、垂直耳道切除 など

※直腸全層プルスルーについての論文:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjvas/47/3/47_47/_article/-char/ja

※肢端腫瘍に対する部分断脚術(義肢装着)のブログ:https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12759376394.html

●歯科口腔外科:歯周病治療、歯周外科治療(Flap surgery)、歯周組織再生療法(リグロス)、保存修復治療、歯内治療、埋伏歯の治療、 歯原性嚢胞の治療、猫の口内炎に対する全顎抜歯・全臼歯抜歯、歯科口腔外科領域の整形外科疾患(下顎骨折、上顎骨折など)、歯科口腔外科領域の腫瘍性疾患(上顎切除、下顎切除)、口蓋裂整復、軟口蓋過長に対する軟口蓋切除術、唾液腺疾患に対する外科治療など

※歯科口腔外科のページに治療例があります

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手術用顕微鏡PrimaVT(クロステック)

術野を4倍〜25倍まで拡大して見ることができることが最大のメリットです。 さらに立体でみることができるので、距離感もつかみやすく、視野も非常に明るいです。 それにより切ってはいけない血管や神経などをしっかり判別でき、安全で精密な手術が可能となります。特に泌尿器外科、神経外科で有用となります。

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双眼拡大鏡(Heine)

手術野を拡大(2.5~4倍)して観察することができ、より正確な手術・処置が可能となります。術者の頭部に装着しているため、頭を動かせば簡単に視野の移動ができる事が手術顕微鏡と違い最大のメリットとなります。

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サンダービート(OLYMPUS)

外科手術は最新鋭の超音波凝固切開装置サンダービートをhttps://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12422496489.htm用いて、安全確実迅速に手術を実施することができます。簡潔に言うと、「組織をすばやく止血しながら切ることができる」という機器になります。

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Sono Cure

「ソノキュア」は、超音波領域の周波数で金属チップを振動させ、目的部位を破砕・乳化・吸引、さらに骨の切削などの手術を行えます。その際に血管や神経などの弾力性に富んだ最重要の組織を選択的に温存できるため、患者へのダメージを最小限にすることが出来る機器です。

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Surgic XT Plus

Surgic XT Plusは、スピーディーなオペを可能にするマイクロハイスピードドリルシステムで、高いトルクと安定性を実現し、多機能型フットコントロールシステムを有しています。プログラム機能搭載しており歯科~骨外科の多様で複雑な外科手術に対応しています。

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外科に関する論文掲載・学会発表

くしゃみおよび膿性鼻汁を主訴として来院した重度歯周病を認めたヨークシャテリアの1例」       2007日本小動物歯科研究会症例検討会

 

●歯周病に起因する下顎骨体の骨折に対し、吸収性縫合糸にて整復・固定を行った犬の2例

      2012日本小動物歯科研究会症例検討会、2011中部小動物臨床研究会

 

●舌に腫瘤・潰瘍病変を形成した Low-Grade リンパ種の犬の1例

      2013日本小動物歯科研究会症例検討会、2012中部小動物臨床研究会

 

●腫大した耳下腺を外科的に摘出し、唾液腺炎と診断された犬の一例

      2014日本小動物歯科研究会症例検討会、2013日本獣医麻酔外科学会

 

●埋伏歯を伴なわない犬の上顎に生じた歯原性嚢胞の2例

      2014中部小動物臨床研究会

 

●開口障害を主訴とし下顎枝に発生した硬性腫瘤性病変を外科的に摘出した猫の一例
      2015日本獣医麻酔外科学会
 

●Long-term follow-up of a feline solitary osteochondroma on the left mandibular ramus and temporomandibular joint with surrounding tissue treated by palliative surgery.
(左下顎枝、顎関節およびその周囲に発生した孤立性骨軟骨腫に対し緩和的外科的切除を実施し長期的経過観察を行った猫の一例)
      2020日本獣医麻酔外科誌 51 (3&4):52–57

 

●根分岐部病変に対しFGF-2製剤による歯周外科治療を行った犬の一例

      2021日本獣医顎顔面口腔外科研究会

 

●猫の直腸腺癌に対して直腸全層プルスルー法による摘出術を行った2症例

 Use of the Rectal Pull-through Procedure in Two Cases of Feline Rectal Adenocarcinoma

      2016日本獣医麻酔外科学雑誌 47(3), 47-52,

(この論文は、平成28年度 日本獣医麻酔外科学雑誌 優秀論文賞を受賞しました。https://www.jsvas.net/journal/paper_award_list.html

 

 

●血尿を主訴とし膀胱鏡にて出血部位を特定した犬の腎異形成の1例

      2006動物臨床医学会年次大会

 

●後肢麻痺を主訴とし腰椎硬膜外に占拠性病変を呈した組織球性肉腫の犬の一例
      2014動物臨床医学会年次大会

 

●猫の直腸腺癌に対して直腸全層プルスルー法による摘出術を行った2症例
      2015動物臨床医学会年次大会
 

●肢端腫瘍に対し部分断脚術を実施し義肢を装着した犬の2例
      2019日本獣医麻酔外科学会