当院では腫瘍科認定医による癌の治療を行っております。
担当獣医師:松本 (日本獣医がん学会認定医)
副担当:青木(犬)、阿部(猫)
ペットの高齢化に伴い、「がん」を発症するわんちゃんやねこちゃんが増え、今や人間と同じように犬猫の死因は「がん」によるものがトップになっています。
そのために今の時代の動物病院では、「がん」に対する幅広い知識が求められるようになりました。特に「がんを見つける力」と「がん治療に関する知識」は重要です。
また身体にできる「しこり」には、炎症や過形成など「がん」以外のものもあり、「がん」かどうか、悪性か良性か、手術が必要かお薬で治るか、などで治療方法は大きく変わります。
そのうえ腫瘍を患う犬や猫の多くが高齢であるため、体力などに合わせた治療を選択することも大切となります。
当院では、「がん」に対する豊富な知識と経験を持った獣医師が診察し、的確な診断と適切な治療をすることで、治療後も幸せな生活を送ることを目標としています。
担当獣医師は、日本獣医がん学会認定腫瘍科2種認定医(2013年)、JAHA認定外科医(2021年)、ISVPS(国際獣医大学院)外科認定医(2024年)を取得しており、腫瘍外科・内科とも経験が多数あります。
治療例
内科:High Gradeリンパ腫に対してのUW25による抗がん剤治療、肥満細胞腫に対する分子標的薬による治療、Low Gradeリンパ腫に対するクロラムブシルによる治療、メトロノミック療法など
また最近は「抗がん剤感受性試験」に基づいた抗がん剤治療も導入しております。
皮膚型リンパ腫について
⇒https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12713144629.html
猫の胃のリンパ腫について
⇒https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12435300949.html
外科:乳腺腫瘍摘出、脾臓全摘出術、肝葉切除、副腎切除、甲状腺切除、猫の直腸腺癌に対しての全層プルスルー手術、義肢装着を前提とした部分断脚手術、脊髄硬膜外腫瘤性病変に対する片側椎弓切除術など
●腫瘍診断で必要なエコー検査では、最新鋭のエコー機器ARIETTA 850 https://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12523667120.htmlを使用して診断を行います。
●外科手術は最新鋭の超音波凝固切開装置サンダービートをhttps://ameblo.jp/ibarakimotomachi/entry-12422496489.htm用いて、安全・確実・迅速に手術を実施することができます。
腫瘍に関する学会報告、論文掲載
●猫の直腸腺癌に対して直腸全層プルスルー法による摘出術を行った2症例
所在地:大阪府茨木市元町6-30(北摂地域)